使用制御機器

S7-1500 , SINAMICS S120 , SIMOTICSモーター など

製品画像(様子)

製品の特徴

本事例は、海外メーカーの輸入設備に関するトラブル対応を行ったもので、
対象の設備はSIEMENS S7-300シリーズのPLCを使用した巻き取り装置でした。
お客様から事前に連絡を受けたトラブル内容はCommunication Processor(CP343-1 TCP)で
SF(System Fault)が発生し、設備が起動できなくなったというものでした。
現地に向かい電気図面の確認と盤内のコネクタ接続の緩みのチェック、
CPU/CPモジュールの診断ログ(Diagnostic Buffer)の確認を実施しました。
確認の結果として、この設備ではCPへのケーブル接続は無く、CPを介した信号のやり取りも
行っていないということがわかり、CPモジュールで発生していたSFが設備の起動を
妨げる原因ではないことが判明しました。
そこで今度はPLCプログラムのオンラインモニタにて信号のON/OFFやアナログ値の送受信が
出来ているかを確認しました。
結果としてドライブからの信号の一部が正常にPLCへ送信出来ていないことが分かったため、
ドライブとモーター間の接続ケーブルをチェックするようお客様へ依頼しました。
後日、お客様にてモータの配線を確認し、接触不良部分の修理を行うことで、
設備は正常復旧となりました。