リタールのエンクロージャーを検討してますが、板金製作より良い点を教えてください
リタールのエンクロージャーを導入するメリットは、従来の注文板金(特注品)と比較して、
設計・製造・運用の「トータルコスト」と「柔軟性」を大幅に改善できる点にあります。
主な利点は以下の通りです。
1. 柔軟なシステム拡張性と標準化
リタールの筐体(特にVX25などの連結型)は、前後左右上下に自由に連結できるモジュール構造を採用しています。
板金との違い: 注文板金は一度製作すると形状の変更が困難ですが、リタール製品は後からの増設やレイアウト変更に柔軟に対応可能です。
2. 設計・製造プロセスの効率化(デジタル連携)
姉妹会社であるEPLANの電気設計ソフトウェアと連携することで、設計データから直接、自動加工機による穴あけや切断が可能です。
板金との違い: 複雑な手書き図面や手動での位置決めが不要になり、RiPanelなどのクラウドツールを使えば3Dデータや部品リストを即座に生成できます。
3. 高い堅牢性とスペース効率
独自のフレーム構造により、一般的な板金筐体と比較して約30%多くの取り付けスペースを確保しつつ、高い強度を実現しています。
板金との違い: 折り曲げと溶接を組み合わせた特殊なフレーム(16回折り曲げ構造など)により、重い機器を搭載しても歪みにくく、扉の吊り替えなども容易です。
4. 世界標準の品質と互換性
リタール製品はULやcUL、IP規格などの国際規格に標準で準拠しており、世界中どこでも同じ仕様の製品を調達できます。
板金との違い: 海外輸出時、現地の規格に合わせて個別に再設計・認証取得する手間を省けます。
5. 豊富な周辺オプション
筐体だけでなく、バスバーシステム、温度管理(盤用クーラー)、ITインフラなどの周辺アクセサリがシステムとして統合されています。
板金との違い: 冷却ファンやクーラーの取り付け穴をあらかじめ考慮した設計がなされており、後付けの工数を削減できます。
※検討時の注意点
単純な箱単体の価格では、現地の板金工場に依頼する方が安価な場合があります。しかし、設計工数、組み立て時間、将来のメンテナンス性を含めた
「2026年現在のスマートな制御盤製造(制御盤製造4.0)」の観点では、リタールのシステム化された筐体が優位となります。

