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海外向けの案件でリタール社製の盤を使用しています。 標準色である”RAL7035″を採用した際の標準塗装膜厚を教えてください。

投稿日:2020年04月30日

 

実行中の案件でお客様より左記問合せがありましたので、「塗装膜厚の規定値(保証値)は無く、各種試験をクリアすることによって、塗装品質を担保する考え方となります。」と回答をさせていただきました。
その理由としましては、リタール社では塗装の品質は膜厚で担保されるものとは考えていない為、膜圧の規定値や保証値は無く、各種試験をクリアすることによって、塗装品質を担保するという考え方となります。(粉体塗装、塗膜の性能に関わる試験)
従って、リタール社製造工程において手順書、規定通りに塗装すると、パネル外面の膜厚は80~120μm程度になるという’参考値’はございますが、全数検査等は実施しておりません。
参考として、リタール社の普通鋼板製標準筺体の塗装仕様を以下に記載いたします。

1. 塗装仕様
1-1) 塗装方法; 電着下塗り塗装(フラット)+ 静電粉体仕上げ塗装 (レザートーン)
部位:外パネル外面、扉外面、小型ボックス外面等

電着下塗り塗装(フラット)
部位:外パネル内面、扉内面、小型ボックス内面等

1-2) 塗装色;RAL7035(ライトグレー色)

2. 内面の塗装について
パネル内面の塗装は電着下塗り塗装 (フラット)ですが、 外面の静電紛体仕上げ塗装が回り込み付着します。
※紛体塗料の回り込む量により、仕上がりに差異が生じる場合がありますが、製品の仕様上問題ございません。

3. 塗膜の試験項目(上記粉体仕上げ塗装済の場合)
・耐湿性(連続結露法)
・耐湿性(不連続結露法)
・耐中性塩水噴霧性
・付着性 (クロスカット法)
・耐力カッピング性
・硬度 (ブッフホルツ硬さ)

4. 環境安全性
RoHS 指令に適合しています。

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