月に一度の真剣勝負


季節の移ろいは早いもので、あっという間に年末です。私も例にもれず、長崎から飛び出して日本中を駆け回っています(笑) 11月から12月にかけては特に長崎を留守にすることが本当に多かったのですが、それでも社内をおろそかにしないよう、最低限は社員とコミュニケーションを取る時間を設けています。

そのうちの1つが、毎月1回の経営状況報告です。亀山電機では毎日オンラインで全社員が集まる朝礼を行っています。その中で、だいたい月の中旬に「会社の経営状況」や「重要な変化」について、包み隠さず従業員に伝える時間を取っています。話す内容は社内で導入している経営手法「BSC(=Balanced Score Card)」に基づき、財務・顧客・プロセス・人材教育の4つの視点から1つずつピックアップして順番にテーマとしています。どの視点について説明するにしても、十分に資料を準備した上でデータに基づいて説明することを徹底しています。もちろん、社員が全てのデータを完全に理解できているかはわかりませんが( ^_^ 😉

激動の幕末、坂本龍馬は日本の未来を熱く語り、多くの人をひきつけました。現代のビジネスもまた、変化のスピードが早く、激動の時代と言えます。そんな中で、社員一人ひとりが「自分が何のために働くのか」、その“軸”を見失わないためには、船長である私が羅針盤となり、現在の立ち位置と進むべき航路を明確に示す必要があると考えています。

4月に入社した新入社員を始めとした若い世代や、社内で活躍している多様性のある社員たちが、不安を感じずに目の前の仕事に打ち込めるよう、環境を整えることが代表である私の役目です。だからこそ、良いニュースはもちろんですが(笑)、時には厳しい現実や変化についても、きちんと自分の言葉で伝えます。

この取り組みが、社員全体が真剣に経営について考える機会になっていることを願います。

投稿者のプロフィール

北口功幸
1965年(昭和40年)大村の松原の漁師街生まれ。
松原小学校、郡中学校を経て、国立佐世保工業高等専門学校(佐世保高専) 機械工学科を1986年(昭和61年)に卒業。
空調衛生設備会社へ入社し、同社九州支店へ配属。その後、長崎地場の機械・設備設計会社や制御系の会社を経て、坂本竜馬に憧れ、1996年(平成8年)に亀山電機設立。
剣道とバレーボールは小学校から関わりを持ち続け、10年続けた剣道は三段。
2020年(令和2年)亀山電機代表取締役会長へ就任、同時に亀山社中設立、代表取締役社長へ就任。
【所属】
長崎西ロータリークラブ (2016-2017年度会長、2010-2011年度幹事)
佐世保高専同窓会 幹事(年度 会長)
佐世保高専剣道部OB会役員
NTC西九州テクノコンソーシアム(2024年度 会長)
長崎県情報産業協会(副会長)