ExcelにQRコードを出力するには...

SE02のT.Tです。

最近、お客様の帳票にQRコード(二次元バーコード)を表示する機能を
追加させていただきました。

QRコードの特徴は、3つのコーナーにファインダパターンと呼ばれる
四角い目印が配置されており、どの方向からも正しく読み取れるように
工夫されています。

帳票はシステムからExcelシートに出力していますが、Excelにはバーコードを
出力する機能がありません。
手法としては2つ候補がありました。
1.Accessのバーコードコントロールを呼び出して表示する。
2.外部のツールでQRコードを生成し、画像としてシートに貼る。

それぞれのメリット/デメリットは以下のとおりです。
1.Accessバーコードコントロール
【メリット】
・セルに入力されているコードを読み取ってQRコードを表示するので、
コードを打ち変えるとQRコードも変わります。
Excelファイルがひとり歩きする場合に便利です。
【デメリット】
・Access(ランタイム版でも可)がインストールされていないと
正しく表示できません。
バージョン間の互換性も無いため、Office 2013か2016の
いずれかに統一する必要があります。

2.外部ツールで画像生成
【メリット】
・QRコードは画像になっているので、どのExcelでも開くことができます。
・画像は拡張メタ形式なので、大きさを変更してもQRコードが崩れません。
【デメリット】
・元データが変更になった場合は、システムから出力し直しになります。

今回はお客様の意向により、画像として保存することになりました。
Excelのバージョンを固定しなければならないのは、使い勝手が
悪くなるからです。

QRコードは、広く出回っておりよく見かけるようになりました。
機会があれば、他のお客様にも積極的に提案を行っていきたいと思います。

QRコード