学生ものづくり&アイデアコンテスト


ただいま出張中のお江戸よりお届けします。
先週は長崎から高知へ、そして高知から東京へと北上してきましたが、やはりどんどん寒くなっています。今週末に長崎に戻るころには、さすがに冬が到来しているでしょうか。

まだ暖かかった先々週の土曜日、11月8日に当社が地域貢献事業として継続している「学生ものづくり&アイデアコンテスト」は、今年で第11回目を迎えました。

このコンテストは、「ものづくりを通して、作る喜び、使う喜びを、地域の人々で分かち合う」という理念のもと、長崎県内の学生を対象に、AI、IoT、ROBOT、DXといった先進テーマを含む優れた「ものづくり」と「アイデア」を募集し、表彰するものです。

一見、純粋なCSR活動に見えるこの取り組みですが、私は、この継続的な活動こそが企業経営において欠かせない「未来への戦略的投資」であると確信しています。

このコンテストが亀山電機にもたらす経営的価値は、主に以下の3点に集約されます。

1. 将来の人財戦略(エンジニアの育成・発掘)
コンテストの最大の価値は、「将来のエンジニアの育成・発掘」です。学生の皆様との早期接点は、優秀な人財を地域で確保するための強力な企業ブランディングとなり、未来の採用活動における確かなアドバンテージになることでしょう。

2. 地域社会からの信頼とブランド価値の向上
多くの後援団体に支えられ、「地域の未来をともに創るパートナー」としての地位を確立しています。地域社会からの強固な信頼は、企業価値を向上させ、事業活動の円滑化と社員のエンゲージメント向上に貢献します。

3. 社内のイノベーションマインドの刺激(組織力の強化)
社員が運営や審査に携わることで、学生たちの既成概念にとらわれない斬新なアイデアに直接触れます。これは、社内のイノベーションマインドを活性化させ、技術トレンドへの感度を高め、組織全体の活性化につながる貴重な機会です。

今年のコンテストでは、閉会式後に3人の学生が私の所に【優勝するにはどうしたら良いか!】と聞きに来ました。11回目で初めてです。熱い学生が居ることに感激しました。地元人材育成には、この様な場所を提供し続ける必要性を改めて感じました。これからも実施を継続していきたいと思います。

投稿者のプロフィール

北口功幸
1965年(昭和40年)大村の松原の漁師街生まれ。
松原小学校、郡中学校を経て、国立佐世保工業高等専門学校(佐世保高専) 機械工学科を1986年(昭和61年)に卒業。
空調衛生設備会社へ入社し、同社九州支店へ配属。その後、長崎地場の機械・設備設計会社や制御系の会社を経て、坂本竜馬に憧れ、1996年(平成8年)に亀山電機設立。
剣道とバレーボールは小学校から関わりを持ち続け、10年続けた剣道は三段。
2020年(令和2年)亀山電機代表取締役会長へ就任、同時に亀山社中設立、代表取締役社長へ就任。
【所属】
長崎西ロータリークラブ (2016-2017年度会長、2010-2011年度幹事)
佐世保高専同窓会 幹事(年度 会長)
佐世保高専剣道部OB会役員
NTC西九州テクノコンソーシアム(2024年度 会長)
長崎県情報産業協会(副会長)