知の探求者たれ
投稿日:2025年09月25日
今年は例年よりも少し長めのお盆休みとなりましたが、いかがお過ごしでしたでしょうか。私は、このまとまった時間を「知の探求」に充てるべく、本を読むという個人的なミッションを課しました。今回は、そのミッションで読んだ本の中から、特に皆さんに共有したい4冊をご紹介します。

- 『演繹革命』
著者:校條 浩(めんじょう ひろし)
この本は、ビジネスの現場でよく使われる帰納法に加えて、演繹法をどう活用するかについて書かれています。日々の経験やデータから結論を導き出す帰納法は私たちにとってなじみ深いものですが、この本は、帰納法に演繹法を組み合わせることで、より深く物事を考え、新しい解決策を見つけ出すことができると教えてくれます。 - 『行動経済学が最強の学問である』
著者:相良 奈美香
経済学と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、この本はとても読みやすく、行動経済学の基本的な考え方を学ぶことができます。人間がなぜ非合理的な行動をとるのか、その心理を理解することは、顧客の行動を予測したり、社内の意思決定に役立てたりする上で非常に重要です。 - 『キーエンス流 性弱説経営』
著者:高杉 康成
「人は性善説に基づいて行動する」という考え方や、「人は性悪説に基づいて行動する」という考え方があります。この本は、それらに加えて「性弱説」という考え方を提唱しています。人は弱い生き物だからこそ、仕組みを作らなければならないという考え方です。そして、仕組みだけでは機能しないため、その仕組みを動かすための「仕組み」が必要であると説いています。
当社でも、この考え方は非常に重要です。誰か個人の能力に頼るのではなく、どんな人でも最高のパフォーマンスを発揮できるような「仕組みづくり」を徹底していく必要があります。 - 『数式のない経済学の本』
著者:矢沢 潔、出版社:ワン・パブリッシング
最後に紹介するのは、この本です。タイトル通り、数式を使わずに経済学の考え方を解説しています。経済の動きを理解することは、事業戦略を立てる上で欠かせません。数字や専門用語が苦手な方でも読みやすい内容です。
今回ご紹介した本は、どれも視野を広げてくれるものばかりです。日々の仕事や生活に追われるだけでなく、読書を通じて新しい知識や視点を積極的に取り入れて、さまざまなことを学び続けたいものです。
皆さんは最近、どんな本を読みましたか?
投稿者のプロフィール
北口功幸
1965年(昭和40年)大村の松原の漁師街生まれ。
松原小学校、郡中学校を経て、国立佐世保工業高等専門学校(佐世保高専) 機械工学科を1986年(昭和61年)に卒業。
空調衛生設備会社へ入社し、同社九州支店へ配属。その後、長崎地場の機械・設備設計会社や制御系の会社を経て、坂本竜馬に憧れ、1996年(平成8年)に亀山電機設立。
剣道とバレーボールは小学校から関わりを持ち続け、10年続けた剣道は三段。
2020年(令和2年)亀山電機代表取締役会長へ就任、同時に亀山社中設立、代表取締役社長へ就任。
【所属】
長崎西ロータリークラブ (2016-2017年度会長、2010-2011年度幹事)
佐世保高専同窓会 幹事(年度 会長)
佐世保高専剣道部OB会役員
NTC西九州テクノコンソーシアム(2024年度 会長)
長崎県情報産業協会(副会長)