ショートカットの天才目指して

こんにちは!企画部のA.O.です。
かつて読んだ小説の中で、強く記憶に残っている登場人物がいます。工学の天才でサイバーテロリスト集団のリーダーをしていた過去を持つ、というなんとも中学生時分の私にはたまらない設定で、彼女の一挙手一投足に憧れていたことを覚えています。
作中のひと段落で、彼女が3台もパソコンを使いこなすのに、一方でマウスを全く使わない理由を「あれは時聞がかかってしょーがないから」と一蹴するくだりがありました。文中では数行にも満たない内容だったのですが、当時の私は「そんなことができるなんてすごい!」と衝撃を受けたものでした。

あれから10年以上の歳月が過ぎ、社会人として毎日キーボードをたたくようになってから、時々このことをふと思い出します。
亀山電機では入社してからすぐに基本的なショートカットを、ごく一般的な「ctrl+Z」や「ctrl+C」から始まり、Wordでいうと文字を大きくしたり小さくしたり、Excelでいうと上のセルを下のセルにコピーする操作などが、キーボード操作でできるように学習します。文系畑出身の私としては、この基本的なショートカットでも目からウロコでした。これに慣れてくると、マウスでポチポチ操作しているのは確かに「時間がかかってしょーがない」と感じますね。今でも凡人の私はもちろん右手のマウスが相棒ですが、少しはかつて憧れた天才に近づいているのかな、と思います。

いつか私も全ての操作をキーボードで行う「天才」になれたらいいな、と思いながら今日もパソコンに向かっています。

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