失敗してしまった時

こんにちは、システム技術部のR.Aです。

平安時代初期の僧の空海の言葉に「毒箭(どくぜん)を抜かずして、空しく来処を問う」(精霊集)という言葉があります。毒矢が刺さった時、「誰が撃ったか」を考えるのは後でいい。まずは、矢を抜きなさい。空海は、失敗した時には理由を抱え込む前にまず一歩を踏む出すべきだと説いています。私たちは失敗を受け入れることが怖くて、行動を後回しにしてしまうこともあります。しかし、机上で考え続けても、現実は進まず状況は変わりません。毒矢が刺さったまま原因を探しても、傷は広がっていくだけなのです。まず、とにかく矢を抜く、目の前のことに手をつける。それが問題解決の第一歩です。悩む前に行動することが大事だと思います。今日もひとつ、失敗を引きずるよりも小さな一歩を立ち止まらずに進むことで今の自分に必要な学びに変わっていくのではないかと思います。