人口知能AI時代の、人とロボットの関係

お疲れ様です。システム技術部のT.Tです。

昨年、トヨタ自動車が2020年(東京オリンピックの年)を目途に
高速道路を自動運転できるクルマを発売すると発表しました。
いよいよ本格的な人工知能AI時代に入りつつあります。
クルマ好きの私にとっては、微妙な時代になりそうな予感です。

先日、あるニュース番組でロボットの特集がありました。
ロボットというと、人に役立つ便利なイメージがありますが、
その特集では、人にゴミを拾うように促すロボットや、
走っているうちに地図がかすれていくナビなど、
一見あまり便利とは言えないようなロボットの紹介でした。

製作者によると、あえて不便な仕様にして、人が何かを上達できたり、
達成感や幸せ感を感じることができるような意図があるといいます。
世の中には不便な方がいいこともあるという発想から、
“不便益”という考え方の研究を進めているそうです。

便利過ぎると人は退化してしまいます。
お掃除ロボットが部屋を掃除してくれるだけではなく、
ロボットと一緒に掃除できるような関係が面白いと思いました。

自動運転車もクルマにおまかせではなく、安全・安心を担保した上で
運転を楽しめるようなクルマになれば、私にとっても魅力があります。

“不便益”は、新しい時代のロボットとの付き合い方だと思いました。

不便益