思いやり(スナック編1)

某スナックのある二人の姉妹とは少しなじみがあり、その妹が本日付で辞めることになりましたので最後の見送りにと思い、久しぶりに飲みに行きました。

はじめ席に着いた時はスタッフA(仮)がついたのですが、その娘は途中で別の席に移ることになり、しかしその娘の飲み物はまだ少しだけ残っていました。
そこに代わりに姉が席につきましたので「(新しい)飲み物はいかがですか?」と尋ねたのですが、姉は「ありがとう。そこの残ってるやつでいいよ。もったいないもんね。妹が来たらそっちに頼んであげて」と答えました。

・・・感激しました。
普通の人は他人の飲みかけを飲みたがる人はいません。
ましてや客に金を出させてナンボのスナック。つい先程スタッフAと「注文が入ればその娘の売り上げにもつながるしね」と話していた矢先。
「もったいない」というのは、「飲める飲み物を粗末にするのはもったいない」「まだ飲み物があるのに新しく注文するのは(僕の)お金がもったいない」という事・・・
そして「妹が来たらそっちに頼んであげて」というのは、「自分は飲みかけの飲み物だけでいいから妹に新しい飲み物を」「自分に注文はいいけど、もし注文くれるのなら妹に」という事だと思います。

・・・姉のあの一言は、僕と妹への思いやりがとても伝わりました。
年下で「今時の娘」という感じなのに、思いやりがあってしっかりしているなと思いました。