若者よ、興味を抱け!


コロナの感染が落ち着き、今年度は以前のように社内行事ができるようになってきました。そういった場で、もしくはそれ以外のこまごまとした飲み会でも、「もっと興味を持ってくれよ!!」と叫びだしたくなることがあります。

コミュ力(コミュニケーション能力の略称)という単語をよく聞くようになってから随分たちますが、この単語が「しゃべる力」として使われることも少なくないように感じます。しかし、本来の「コミュニケーション能力」において「しゃべる力」はあくまで一面でしかなく、「聞く力」や「理解する力」などと合わさってやっと完成すると思います。そして、「コミュニケーション能力」を構成するさまざまな力のうち、その根源となるのは「興味を持つ力」ではないでしょうか。

黒が私、青が社員の会話だとします。

「今日、何時に起きたと?」

「6時です。」

「おー、健康的やね。」

「…はい。」

「俺は4時に起きたよ。」

「…はい。」

こんな会話になったとき、冒頭のように「もっと興味を持ってくれよ!!」と叫びだしたくなります。いや、もう言ってしまう時だってあります。なにも私に向かって、「いや、自分の方が早いやないかーい!」と関西人もビックリのツッコミをしろ、とは言っていません。でも、4時に起きたと聞いたら、「なんでそんなに早起きしているんだろう。」とか「そんなに早く起きて何をするんだろう。」とか、ちょっとでも私に興味が湧いてきませんでしょうか。そこから、朝からランニングをしている話だとか、あるいは朝ごはんの話だとかに発展させて、コミュニケーションを円滑に進めるものではないでしょうか。「興味をもつ」ことがコミュニケーションのきっかけになると、私は考えてます。

亀山電機の求める人材像は「亀山道を理解し、共感し、実行に移すことができる方」としています。そして、この人材像実現のためのスキルとして積極性・柔軟性・外向性・コミュニケーション能力の4つを上げています。より明確に、よりわかりやすく必要なスキルを示そうと考えてこの4つにしましたが、つきつめるとこの4つも「興味・関心を持つ」ことにつながっています。

亀山電機の社員よ、今から社会にでる学生・生徒たちよ、興味を抱け!

投稿者のプロフィール

北口功幸
1965年(昭和40年)大村の松原の漁師街生まれ。
松原小学校、郡中学校を経て、国立佐世保工業高等専門学校(佐世保高専) 機械工学科を1986年(昭和61年)に卒業。
空調衛生設備会社へ入社し、同社九州支店へ配属。その後、長崎地場の機械・設備設計会社や制御系の会社を経て、坂本竜馬に憧れ、1996年(平成8年)に亀山電機設立。
剣道とバレーボールは小学校から関わりを持ち続け、10年続けた剣道は三段。
2020年(令和2年)亀山電機代表取締役会長へ就任、同時に亀山社中設立、代表取締役社長へ就任。
【所属】
長崎西ロータリークラブ 会員
佐世保高専同窓会 幹事
佐世保高専剣道部OB会役員
ベンチャーサロン・サセボ(世話人)
NTC西九州テクノコンソーシアム(技術交流・人材育成検討WG主査)
佐世保IT研究協議会 理事長