剣道が繋ぐ絆
投稿日:2025年08月27日
いよいよ今週末、第60回全国高等専門学校体育大会剣道競技が開催されます。この大会を機に、同窓生の親睦と在校生との交流を目的とした「同窓生大会」も併せて開催されます。
佐世保高専の剣道部でも、OBを含めた練習会があります。もちろんOBの私も都合がつく限りは参加し、若い世代と剣を交えます。予想以上に体が動かず「体が覚えてる」なんて甘い考えは通用しないこともありますが、それでも最後には心地よい疲労感に包まれ、充実した時間を過ごせたと感じる、かけがえのない時間です。

旧友たちと竹刀を交え、汗を流す時間は何物にも代えがたい喜びです。久しぶりに再会した仲間たちと、高専時代の思い出話に花を咲かせながら、真剣勝負に臨む。それは、社会にでてからの日常ではなかなか味わえない、特別な時間になっています。
剣道は、単なるスポーツではなく、心身を鍛える「道」なのだと改めて感じました。
今回の稽古で、体力はもちろん、精神面でも鍛え直す必要があると考えています。仕事でも同じことが言えます。常に自己研さんを怠らず、心と体を最高の状態に保つこと。それが、より良いパフォーマンスにつながるのです。
また、在校生たちの真剣なまなざしに触れると、高専剣道の未来が明るいものであることを確信します。来年以降も、練習会を続けていけることを願っています。そして、一人でも多くの同窓生がこの輪に加わり、剣道を通じて高専の絆を深めていければ幸いです。
「三つ子の魂百まで」ともいいますが、学生時代に熱中したことは大人になっても燃え上がるものですので、これを読んでいる方も改めて挑戦してみてはいかがでしょうか。新たな発見があるはずです。
投稿者のプロフィール
北口功幸
1965年(昭和40年)大村の松原の漁師街生まれ。
松原小学校、郡中学校を経て、国立佐世保工業高等専門学校(佐世保高専) 機械工学科を1986年(昭和61年)に卒業。
空調衛生設備会社へ入社し、同社九州支店へ配属。その後、長崎地場の機械・設備設計会社や制御系の会社を経て、坂本竜馬に憧れ、1996年(平成8年)に亀山電機設立。
剣道とバレーボールは小学校から関わりを持ち続け、10年続けた剣道は三段。
2020年(令和2年)亀山電機代表取締役会長へ就任、同時に亀山社中設立、代表取締役社長へ就任。
【所属】
長崎西ロータリークラブ (2016-2017年度会長、2010-2011年度幹事)
佐世保高専同窓会 幹事(年度 会長)
佐世保高専剣道部OB会役員
NTC西九州テクノコンソーシアム(2024年度 会長)
長崎県情報産業協会(副会長)