フェルール端子は欧州を中心に海外で使用されており、
日本国内でもPush in端子などの名称で採用するメーカが広がっています。

特徴
・端子は細長い形状をしており、電線を奥まで押し込み圧着します。
・接続作業に工具は不要で、端子台に差し込むことで自動的に固定されます。
・端子を抜くときは、マイナスドライバーなどの細長い工具を差し込むことで引き抜くことができます。

メリット
・ねじで固定を行う端子に比べて幅が狭いので省スペース
・差し込むだけで固定されるので、ねじ端子を緩めたり締めたりする作業がなくなり工数削減につながる

デメリット
・ねじでの固定ではないので安心感がない
⇒バネの力を利用して固定しているので基本的に外れることはありません。
・専用の圧着工具が必要
⇒従来の端子などとは圧着方法が異なるため専用の圧着工具が必要です。

フェルール端子は従来の圧着端子と同様に電線の太さによってサイズが異なるので端子の選定が必要ですが、
圧着工具の圧着部分(ダイス)が絞るように圧着するので端子サイズに関係なく圧着できます。