日本国内で東日本の50ヘルツ(以下、Hzと表記)と西日本の60Hzの周波数の相違があります。海外の議論(電流戦争)に触発されて起こった、東京電燈と大阪電燈間の直流・交流論争がきっかけでした。関東では、50Hz仕様のドイツ・AEG製発電機 (AC 3kV 265kVA) を導入し、関西では60Hz仕様のアメリカ・GE製発電機 (AC 2.3kV 150kW) を採用していました。同一国内に50Hz地域と60Hz地域が混在する例は他にもあり、かつてのアメリカやイギリス以外にトルコ・サウジアラビア・アフガニスタン・オランダ領アンティルも同様に混在していると言われています。

国内で周波数が違う事から、周波数フリー・電圧フリーとなっている電気機器が多く存在し海外で使用可能な機器が多くあります。