Anser (回答)

ネジ穴にはプラス、マイナス、六角、さまざまな形状がありますが、星形の形状もありそれがトルクスです。 トルクスの形状を見ると、ドライバーが普段あまり目にしない形状となっており、形状のあるトルクスドライバーが必要です。トルクスドライバーは日本で星形ドライバーともいわれます。日本国内では設備、工業製品であまり見かける機会は少ないと思います。しかし海外メーカーの製品、ヨーロッパでよく使用される盤のリタール製品、世界一使用されているSIEMENS(シーメンス)のアース接続用にも使われてます。また、パソコンの精密部分などにも使用されてます。両メーカー製品を弊社で取り扱っております。形状についてですが、トルクスよりも前から似た形状の六角は使用されていました。その六角に比べると、トルクスの形状は工具に対し細く引っ掛かりやすいです。 ドライバーを使用すると、よくなめる、という表現があります。それは穴の形状に対し、工具が引っかかり過ぎ、もしくは接触面が少ない状態で工具を回してしまい、穴の接触面と工具の間の摩耗が滑りを起こし、穴を削ります。その後で工具で回そうとしても穴の形状が変化してしまい、工具との接触面の減少、また形状変化により回すことが出来なくなります。トルクスはその問題を解消するため、工具と穴の接触面を増やして、その問題が起きない様に開発されたものです。